平成30年7月豪雨 3

3.被災した妹が、母とどうにかするから家族とカナダへ帰るよう伝えてきた。気を使ってるのか、気を使われたくないのか。。。何となく気持ちは分からないでもないが、でもどう見たって、二人でどうにかできるレベルではない。それに、こんな時こそ家族や地域コミュニティの助けを素直に借りたほうが、周りも安心する。

 

とは言え、今すぐ帰っても、救助に動いている自衛隊やレスキュー隊の邪魔になるだけなのは事実。予想としては、倉敷市なり岡山県なりがボランティアを募集するはずなので、そのタイミングで帰るのがよいと思われた。

 

引き返すに当たってネックだった休暇の延長も、HRや上司の理解もあって、それまでにおよそ4週間の有給休暇をとっていたにもかかわらず、残業の先取りやら災害時の特別休暇等々のやりくりであと10日ほどは有給、それ以上は無給でほぼ必要なだけ延長できることになった。仕事を引き継いでくれるチームのメンバーにも感謝である。

 

妻の実家家族も陰に陽に応援してくれ、後顧の憂いなく準備に集中することができる。近所のホームセンターに出向いて、必要と思われる装備一式を買い込んだ。

作業着上下一式 薄手の風通しの良いもの。ズボンはカーゴパンツタイプ。最後まで重宝した。もう2セットぐらい買っとけば良かった。
ゴム手袋   厚手のものを3枚購入したが、結局、軍手の上にゴム製キッチン手袋のほうが良かった。
白シャツ5枚セット 吸水性のよい綿生地のもの。これももっと買っておけば良かった。
軍足5枚セット 同上。ただし足の指がそれぞれ独立しているタイプの靴下。蒸れにくい。
携帯・財布用のポーチ 携帯の画面が確認できる窓のついているもの。
帽子  麦わら帽子、気持ち涼しい。
携帯マスク 紙製、必須。
白タオル10枚セット 薄手の安い物を選択したが、高くても吸水性に余裕のある厚手のタオルのほうが良かった。
長靴  あるサイトの情報では、水害時長靴は避難時に水で重くなりNGとの情報も見かけたが、作業時は長靴が正解。ただ多少重くとも安全靴タイプが良い。薄くて軽い一体型タイプにしたため何回か釘を踏み抜いた。。。


これだけそろえて、だいたい1万円ぐらいに収まった。後述するが、作業中に不足したものは全国各地からの救援品でかなり賄えたので非常に助かった。この場を借りてお礼を申し上げます。。。

 

数日後、実家周辺から水がほぼ引いたため、妹と従兄弟が家を見に行ってきた。こりゃぁ、どっから手をつけりゃええんか、、、

 

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